大分銘菓 臼杵煎餅

臼杵煎餅とは?

臼杵煎餅といえば、大分県のお土産として長年親しまれている銘菓です。

その臼杵煎餅のはじまりは四百年ほど前、臼杵藩主稲葉領主(五万石)が江戸参勤交代の途上の食料として、米・麦・粟・ひえ等を材料に作り上げた保存食が臼杵煎餅の始まりと言われています。

その後、小麦粉が主原料になり、かつて大分県臼杵市は生姜の一大産地であったことから味付けに生姜が加わって参りました。

大分県臼杵市の地名にもある「臼」と「杵」。臼杵煎餅は「臼」のくびれたように曲がった形をモチーフに曲げて焼き、刷毛で擦りながら塗ることでその木目を表現していると言われています。

伝統製法の手塗り

臼杵煎餅は、職人が刷毛で一枚一枚丁寧に手塗りする伝統製法で仕上げています。

昔から臼杵煎餅は、棕櫚(しゅろ)の刷毛で塗られていました。でも現在は衛生面から変更。
ただそこには、「伝統的な臼杵煎餅の模様への拘り」があり、特注した部品を使い職人自ら自分の手に合う刷毛も一つ一つ制作しています。

そして職人の手によって塗られるのは、一日におよそ10,000枚。

この手塗り製法は、職人の生産性が上がるまで半年〜1年程度かかります。
腕の良い職人ほど、塗るスピードも早く、模様も細くキレイな線に仕上げます。

日々、職人が手塗りで仕上げる臼杵煎餅の一枚一枚異なる表情にも是非ご着目下さい。

蜜の国産化

また、後藤製菓の臼杵煎餅の特徴は手塗りの伝統製法だけではありません。
煎餅に塗る「蜜」にもこだわりを持っています。

この「蜜」にもこだわりがあります。臼杵煎餅の蜜には

  • 大分県産の生姜
  • ビートグラニュー糖(北海道産)

を使用して全原材料を国産化し口にする人に美味しさと安心・安全をお届けしています。

後藤製菓の臼杵煎餅には伝統を大切にしつつ、次の百年を見据えた時代に合わせてしていく工夫がたくさん詰められています。

【後藤製菓】3種類の臼杵煎餅

400百年ほど前、臼杵藩主稲葉領主(5万石)が、参勤交代の携行食としたのが起源とされる大分県の伝統銘菓「臼杵煎餅」。「曲型(薄焼き)」「黒糖入(薄焼き)」「平型(厚焼き)」の全3種類ございます。

臼杵煎餅・曲型(薄焼き)

臼杵煎餅のもともとの形は、実は「曲(まがり)」だったされています。
現在は、薄焼きで食べやすく生姜の風味がお美味しいおせんべいです。

伝統製法の手塗りされた「臼の木目をモチーフとしたきめ細やかな模様」特徴です。
臼杵煎餅の一番最初の形は「曲型」とされています。

臼杵煎餅・黒糖入(薄焼き)

他とは違い色が黒いのが特徴の臼杵煎餅・黒糖入。
この黒糖の甘みと香りが、ふつうの臼杵煎餅とはまた違った味わいで生姜の風味を引き立たたせてくれます。

臼杵煎餅・平型(厚焼き)

固くても食べごたえがある臼杵煎餅・平型。
とても固くて歯が痛くなる思い出がある方もいるのでは。
現在は食べごたえは、そのままに食べやすくなりました。

平型の模様は、「のれんからみた月」を見立てて白くて太い線が入れられています。

後藤製菓の臼杵煎餅

後藤製菓の臼杵煎餅の企画には、箱商品・袋商品があります。

袋商品の6枚入り(3種類)

箱・臼杵煎餅(9・18・27入り)

9枚入りは詰合せのみとなります。箱製品は曲もしくは詰合のみとなります。

ご購入をお考えの方は、こちらをご利用ください
ネットショップの他に、本店・新町店、ほか関連店舗で購入することができます。

※臼杵煎餅についてもっと知る

臼杵市の食文化でもある「臼杵煎餅」は、多くの人に親しまれていますが、複数の会社でも作られており、それぞれに特徴があります。臼杵煎餅について、もっと知りたいというひとのために、臼杵煎餅の特徴についてまとめた記事を作成しました。こちらからご覧ください。

※後藤製菓について

後藤製菓は、創業大正八年の老舗せんべい屋です。
現在は5代目が運営しており、伝統を大切にしつつ新しいことにも挑戦しています。
後藤製菓の歴史についてはこちらの記事からごらんください。

また、後藤製菓のこだわりや商品のラインナップはこちらの記事からご覧ください。