江戸時代から伝わる「臼杵煎餅」が生姜味になったことにも、かつて臼杵市が生姜の一大産地だったことが背景にありますが、近年生姜農家の減少と共に臼杵市産生姜の収穫量も減少しており、臼杵煎餅に使用する生姜は臼杵市産では賄いきれず、次第に九州産になっておりました。
このような中、地産地消にこだわり、もう一度「うすきの大しょうが」を復活させたいという想いの元、2014年より当社と市内農業者で協議を重ね、契約栽培を通して生姜の生産量増加への取り組みをスタートしました。
また、当社としても臼杵市が提唱する「有機の里うすき」への有機農業推進の一助を目指すべく、生姜栽培は有機にこだわり、今では有機JASの認証を受けた臼杵市産有機生姜が年間約5t収穫され、一貫して自社で加工することで鮮度と品質を守り、後藤製菓の商品へ使用しています。
生姜以外の原料も地産地消・有機素材へこだわり定期的に見直しを行っております。私たちのお菓子作りを通して、地域の自然や町の産業を守っていきたいと考えております。